罪悪感の時代の終焉:キリストから2000年の時を経て、人は原罪の世界に飽きる

西暦とはキリスト教イエス・キリストが生まれたとされる年の翌年を紀元とした紀年法であり、現世はキリスト生誕から2000年以上経過した世界である。

近代以降におけるキリスト教の失墜は明らかであり、今後もその流れは止まらない…と予測しますが、そもそもなんで「原罪」みたいな(つまんない)世界観が2000年もの間世界を覆ったのか、そっちの方が不思議である。

人類の約2000年単位での価値観の変遷については「宝瓶宮占星学」に詳しい。
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簡単にまとめると地球の自転によって「春分点」が約72年に1度動く
→約72年×30度=約2160年ごとに春分点のサイン(宮)が移動する
それにより人類のムードは約2000年ごとに変化する。
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キリスト以降2000年の期間は
双魚宮時代 西暦0年~西暦2000年
うお座っぽい時代。宗教や思想が人類のメインテーマになる。
善と悪、神と悪魔、加害者と被害者、富める者と貧しい者、聖と邪、資本主義と共産主義、といった対立する二元論の世界。

そしてこれから西暦2000年以降の現在は
宝瓶宮時代 西暦2000年~西暦4000年
みずがめ座っぽい時代。自由や平等の精神。
対立から共鳴、境界のないユニバーサルな価値観への移行。

ちなみに紀元前の世界は
◆白羊宮時代 紀元前2000年~紀元0年
おひつじ座っぽい時代。本能的で純粋無垢な時代。
己の正義を求めるために、他者との戦いや、生存のための争いが生じる。

”被害者”が力を持つ時代の終焉

現代における二元論的有効性の消失の例として顕著なのはいわゆる従軍慰安婦問題。
自らを被害者の立場に置くこと、相手に罪悪感を持たせることが力になる時代があった。それが双魚宮時代。

今後双魚宮時代の二元論に基づいた成功体験は再現性がなくなる。
つまり「おまえが悪いんだ」と他者を既定することはもはや力を持たなくなる。

特定の他者との関係性にではなく、世界における己そのものを既定しなくてはならない時代。

今後の時代の流れとして、キリスト教や仏教、イスラム教に覆い隠されていたもの…つまり紀元前の文化の復刻すると予測しています。
日本における近年の占星術復権はそのひとつでしょう。


キリスト生誕以降、双魚宮時代の2000年で人類は原罪の世界を学んだ。
西暦2000年以降を生きる我々にとって、原罪は過去の概念となった。
学び終えた、ということであり、罪悪感はもはやout of date、”今”のエネルギーではなくなったということ。

罪悪感、は今もなお人を苦しめる概念である。
ただそれはもう人類の歴史において過去のこと。

終わったことは終わらせて、今を生きること。
それが力と世界では呼ばれる。

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